下町文化豊かな東京には、古くから庶民に親しまれてきた名銭湯がたくさんあります。
そのなかでも「キングオブ縁側」という二つ名で全国的にも人気を集めているのが、北千住にある「タカラ湯」です。
今回はタカラ湯とはどんな銭湯なのか、その歴史やおすすめポイントをご紹介いたします。
東京都足立区北千住にあるタカラ湯の概要
今回ご紹介するタカラ湯は、北千住駅から歩いて約20分、ドラマのオープニングでも有名な荒川土手の近くにある銭湯です。
創業はなんと昭和2年で、100年近い歴史を重ねながらも、現在も多くの人々の憩いの場になっています。
銭湯に近づくと現れるのは、昭和建築の歴史と趣を伝える、千鳥破風の宮造りの外観。
暖簾をくぐると昔ながらのロッカーと番台があり、昭和の香りが漂います。
番台ではタオルの貸し出しやシャンプーなどの販売をおこなっているほか、牛乳やジュースなども販売されているので、お風呂上がりに楽しめますよ。
入浴料は大人1人で500円。
歴史の長い銭湯ですが、現代的な電子マネーでの支払いにも対応しているので、キャッシュレス派の方でも安心ですね。
●所在地：東京都足立区千住元町27-1
●営業時間：15時00分~23時00分
●定休日：金曜日
●アクセス：各線「北千住」駅より徒歩約20分／都営バス・東武バス「千住桜木」停より徒歩約5分
●駐車場：有（3台・無料）
東京都足立区北千住にあるタカラ湯のおすすめポイント
タカラ湯のいちばんの魅力、それは「キングオブ縁側」とも称される立派な日本庭園とその縁側。
建物をぐるりと囲むように和の風情が漂う庭園が設えられており、まるで東京ではないような、四季折々の景色を楽しめます。
庭園内にはツツジやアジサイ、紅葉などの木々や、立派な錦鯉が泳ぐ池があり、自然と優雅な気分になりますよ。
この庭園は番台横にある縁側だけでなく、男湯の脱衣所や浴場内から、お風呂にゆったりと浸かりながら眺めることができます。
浴場には泡風呂や電気風呂、薬湯などのさまざまなお風呂が揃っており、長時間入っていても飽きません。
女湯からは庭園の半分ほどしか見られませんが、毎週水曜日には男湯と女湯が入れ替わるので、女性の方も庭園のある銭湯をより楽しめるようになりました。
また女湯には本格的なフィンランド式サウナがあるので、サウナ女子の方にもおすすめです。
お風呂上がりは、縁側に置かれた椅子に座って、温まった身体をゆっくりとクールダウン。
冷えたコーヒー牛乳やビールを片手に、時間を気にせず庭園を眺めるひとときは、きっと格別ですよ。
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まとめ
今回は北千住にある、全国でも数少ない庭園を楽しめる銭湯「タカラ湯」をご紹介いたしました。
風情のある銭湯をたまに楽しむのも良いですが、銭湯好きにとっては、タカラ湯のような名湯を日常的に利用できたら、それほど嬉しいことはありませんよね。
北千住駅にはさまざまな路線の電車が通っており、駅周辺には商業施設や商店街など、暮らしが便利で楽しくなる施設が充実しています。
名湯のある毎日を過ごしたい方は、北千住周辺への引っ越しを検討してみても良いかもしれませんね。
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